住宅ローンで利用する銀行を選ぶポイント

金利タイプ・総返済額・繰り上げ返済手数料・団体信用生命保険料

金利タイプ(変動金利・固定金利)
住宅ローンは、まず金利タイプを基準に選ぶことが大切です。金利タイプは大きく分けて、「変動金利」と「固定金利」の2つがあります。
また固定金利にはさらに2つのパターンがあり、「全期間固定型」と「固定期間選択型」に分けられます。「全期間固定型」は返済額が最初から最後まで金利が一定ですが、「固定期間選択型」では特定の期間のみ金利が固定されています。
一方、変動金利は固定金利より金利が低く設定されています。その上、現在変動金利は非常に低い状態が続いていますので、ぜひチェックしておきましょう。ただし、将来的に金利が上がると返済額も増えるリスクがある点には注意しましょう。

総返済額
住宅ローンを組む際には、金利以外にもいくつかの費用が発生します。具体的には、初期費用や手数料・保険料・不動産の税金などについて考える必要があります。
必要な費用をすべて計算すれば、毎月の返済が自分の収入や出費に合っているかを確認できるので、無理のない返済計画を立てましょう。

繰り上げ返済手数料
返済を早めに終わらせたい可能性がある場合には、繰り上げ返済の手数料をチェックしておくことも重要です。なぜなら銀行や住宅ローンの種類によっては、繰り上げ返済手数料は変わるケースがあるからです。
例えば、同じ銀行でも「窓口での手続きは手数料がかかりますが、ネット上の手続きは無料」といったような違いがあります。そのため繰り上げ返済を検討する場合には、手数料や手続きについて確認しておきましょう。

団体信用生命保険料
団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの返済期間中に利用者である被保険者に死亡や高度障害など万が一の事態が起こった場合に、保険会社から残債が支払われる制度です。最近では団信のサービスが充実しており、現在では糖尿病や肝硬変、高血圧性疾患などの8大疾病や働けなくなった場合の返済をカバーする団信も存在します。
ただし、対応範囲が広い団信に加入するとその分金利が高くなるケースがあります。そのため、団信に加入する際にはサービスの内容や追加費用についてしっかり比較して選ぶことが大切です。

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